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ちっぽけなきっかけでいきなり色褪せてる泥んこの手を差し出す無邪気なこどもみたいな空気にため息をつくけどそのため息はわたしひとりのものわたしひとりのもの
解かれていく時間にまた負けてしまう右手だけに残る体温は何年前のものだろう髪の長さも髪の色も変わったのに
その居心地のよすぎる甘やかさひとりじゃ何もできなくなりそうで自分ではなくなりそうでその甘やかさから逃げたいとぼんやりと考えている